週末、長崎ベイサイドマラソン&ウオークに参加した皆さん、
お疲れ様でした~!
きのう、この大会でマラソンに初挑戦した女性を取材しました。
(7日のスーパーJチャンネルながさきで放送)
長崎市の長谷川舞さん42歳。
「網膜色素変性症」という目の病気を抱えていて、
生まれつき目が見えません。
運動不足をきっかけにマラソンを始めましたが
これまで42年間片時も杖を手放したことがなかった舞さん、
やはり最初は不安で怖かったそうです。
それでも、杖を置いて両腕を振って走れた時、とても嬉しかったと話してくれました。
舞さんら視覚に障がいのあるランナーを支えているのが
去年発足した長崎市伴走協会のメンバーです。
伴走者が1人ついて2人1組で輪にしたロープを握り、
2人3脚で足を合せ、伴走者が走る方向へ導きます。
デジカメを持って大会前の練習に伺ったのですが、
舞さん、想像以上にペースが速いんです。
追走して撮影していたのですが、あまりの早さに私は途中で息切れし、
彼女がグラウンドをもう一周してくるの待っていたほどです!
そして、いよいよレース当日。
土砂降りで最悪なコンディションでしたが、
舞さんは出場した2キロマラソンで一度も歩みを止めることなく、
見事完走しました!
ゴールした時の舞さんはとてもいい笑顔でした。
マラソンをして「生きる力が沸いた。人のぬくもりを感じた」と話す舞さん、
次の目標は10キロマラソンに挑戦することだそうです!
実は舞さんはアマチュアピアニストで2年前の取材をきっかけに
知り合いました。
舞さんの弾くピアノは、一つひとつの音の粒がまあるくて優しい音色で
私は大好きなんですが、
マラソンを始めて体力がついたことで
「より伸びやかな音」がでるようになったそうです。
舞さんのピアノ、また聞きにいくのが楽しみです